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働きながら転職活動を始めると、最初に困るのが面接時間です。「平日の日中しか候補がない」「在宅勤務の日なら、社内会議ということにしてWeb面接を受けてもいい?」と迷う人もいるでしょう。
結論からいうと、勤務時間中に社内会議を装って面接を受けるのは避けた方が安全です。一方、年次有給休暇・時間休・フレックス・正式な中抜け・昼休みを使えば、在職中でも転職活動は無理なく進められます。
- 有給を取って転職活動・面接をするのは基本的に問題ない
- 有休の理由は「私用」でよく、転職活動だと伝える必要はない
- 勤務中に会議を装う、無断で中抜けする、会社の機器を使うのは避ける
- 面接先には在職中であることを伝え、始業前・昼・夕方以降も相談する
勤務時間中にWeb面接してもいい?
転職活動そのものは自由ですが、今の会社の勤務時間は別です。勤務時間中は、会社から任された仕事に対応できる状態でいることが前提になります。
そのため、社内カレンダーに架空の会議を入れて面接を受けたり、在宅勤務中に無断で1時間離席したりする方法はおすすめできません。面接中に上司から連絡が来る、急な会議が入る、応募先の音声が社内へ聞こえるといった問題だけでなく、発覚した場合に就業規則違反や勤務態度の問題として扱われる可能性があります。
| 面接時間の作り方 | 判断 | 注意点 |
|---|---|---|
| 年次有給休暇・時間休 | 最も安全 | 理由は「私用」でよい |
| フレックス・正式な中抜け | 使いやすい | 会社の申請・勤怠ルールに従う |
| 昼休み | 条件付きで可能 | 面接の延長と移動時間に注意 |
| 始業前・退勤後 | 安全 | 応募先に時間調整を相談する |
| 在宅勤務中の無断離席 | 避ける | 勤務記録との不一致が残る |
| 社内会議を装う | 避ける | 虚偽の予定と職務放棄を指摘される可能性 |
有給休暇で転職活動をしても大丈夫
年次有給休暇を取得し、その時間に応募書類を作ったり面接を受けたりするのは基本的に問題ありません。厚生労働省の案内でも、年休をどのような目的で取得するかは労働者の自由とされています。
会社へ「転職面接のため」と説明する必要はありません。休暇申請の理由欄がある場合も、「私用」「所用」で十分です。転職活動を隠すために「体調不良」と具体的な嘘をつく必要はありません。
ただし、病気休暇や看護休暇など、用途が限定されている特別休暇を転職活動に使うのは避けましょう。また、会社が時間単位年休を導入しているか、半日単位の運用があるかは就業規則や勤怠システムで確認してください。
昼休みにWeb面接を受ける場合の注意点
労働基準法では、休憩時間は原則として自由に利用できる時間です。そのため、昼休みに私物のスマートフォンやパソコンを使い、社外の場所からWeb面接を受ける方法は現実的です。
ただし、60分の昼休みに60分面接を入れると、接続準備や面接延長で勤務時間へ食い込みます。一次面接なら「面接は40分まで」「12時55分には退出したい」と事前に伝え、移動・接続確認を含めて余裕を持たせましょう。
- 会社の会議室ではなく、自宅・個室・防音ブースを使う
- 会社PC、会社スマホ、社内Wi-Fiを使わない
- 背景に社名、資料、社員証、ホワイトボードを映さない
- 面接時間を休憩終了の5〜10分前までに設定する
- 応募先へ「在職中のため終了時刻厳守」と伝える
会社のカレンダーには何と入れる?
休暇や中抜けの承認を得ているなら、「私用」「所用」「時間休」のように事実と矛盾しない予定を入れます。予定の内容を同僚へ公開する必要がなければ、詳細を非公開にする方法もあります。
「顧客会議」「1on1」「社外打ち合わせ」など、実在しない業務予定を作るのは避けましょう。予定表、勤怠記録、入退室記録が食い違うと、転職活動そのものよりも虚偽の説明が問題になります。
在職中の転職活動を1週間で回す例
| 曜日・時間 | 転職活動 |
|---|---|
| 平日の朝15分 | 求人確認・返信だけ行う |
| 火曜の昼休み | エージェントとの短い面談 |
| 水曜の夜 | 応募書類を1社分だけ整える |
| 木曜の時間休 | 一次Web面接 |
| 土曜の午前 | 企業研究と面接回答の整理 |
転職サイトを勤務中に何度も確認すると、今の仕事と転職活動の両方で集中が切れます。応募・返信・企業研究・面接を別々の時間に分け、通知を見る時間を決める方が続けやすくなります。
面接先には在職中だと伝えてよい
在職中であることを応募先に隠す必要はありません。採用担当者も、在職者が平日日中の面接に参加しにくいことは理解しています。
候補日時を出すときは、「在職中のため、平日8時台・12時台・18時30分以降を希望します。日中の場合は時間休を調整します」と伝えると、無理な候補日を提示されにくくなります。面接を急ぐために現職で危ない橋を渡るより、最初から事情を共有して調整する方が誠実です。
会社に転職活動を伝えるタイミング
応募・面接の段階で、現在の会社へ転職活動を伝える必要はありません。選考途中では内定が出ない可能性もあり、先に伝えると担当変更や引き止めによって働きにくくなる場合があります。
基本的には、内定通知と労働条件を確認し、入社する意思が固まってから退職を申し出ます。退職予告期間、引き継ぎ、有給残日数を確認し、内定先とは無理のない入社日を調整してください。
内定後に退職を伝える罪悪感がある方は、転職先が決まってから退職は裏切り?も参考にしてください。
働きながら一人で進めにくい場合
仕事、家事、面接準備を並行すると、求人を比較する時間まで確保できないことがあります。その場合は、転職支援サービスを「すぐ応募する場所」ではなく、希望条件と面接日程を整理する相談先として使う方法があります。
自分に合う転職相談先を探す
転職エージェントナビでは、希望条件を伝えたうえで、自分に合う転職エージェントを探せます。在職中で面接時間が限られることも、最初に相談しておきましょう。
※利用条件・対象地域・紹介方法は公式ページで確認してください。
よくある質問
- Q有給を取って転職面接を受けてもいい?
- A
基本的に問題ありません。年次有給休暇の利用目的は原則として労働者の自由です。会社への申請理由は「私用」「所用」で十分です。
- Q昼休みに会社の会議室で面接してもいい?
- A
休憩時間であっても、会社の設備を私的な転職活動へ使うことは避けた方が安全です。自宅、個室、防音ブースなど、会社と切り離された場所を使いましょう。
- Q転職活動が会社に知られたら解雇される?
- A
転職活動をしたという事実だけで直ちに解雇が正当化されるとは限りません。ただし、勤務時間中の無断離席、会社情報の持ち出し、会社設備の不適切な利用などがあれば、別の問題として扱われる可能性があります。
まとめ|転職活動のために今の会社で信用を失わない
在職中の転職活動では、今の会社にすべてを話す必要はありません。しかし、会議を装う、勤怠を偽る、会社の機器を使うといった方法まで選ぶ必要もありません。
有給・時間休・フレックス・昼休みを正しく使い、応募先にも在職中であることを伝えて日程を調整する。それが、現職で余計な問題を起こさず、次の仕事を落ち着いて選ぶ方法です。
退職後の生活が不安だからこそ、働きながら転職先を探す意味があります。急いで危ない進め方を選ばず、今の仕事を守りながら少しずつ動いてください。
※本記事は一般的な情報整理を目的としています。個別の勤怠・休暇の扱いは、勤務先の就業規則や労使協定を確認してください。













